体調のベースラインを上げる! おススメ書籍 3選

本を読む人 【開運の習慣 2章】カラダの状態を整える
  • 当サイトには広告が含まれます。

「年齢とともに体力が衰える」というのは本当です。

私の場合、若いころに比べて肩こりは明らかに悪化。ほとんど無かった頭痛にけっこう頻繁に悩まされ、休んでも疲れが取れない。どうすれば疲れがリセットできるのか?そもそも年をとるってこういうことだから受け入れろなのか?・・よく分からない😣

不調を感じたときに病院にかかるのですが、診断結果は「異状なし」!

大きな病気が無くて良かったんですけど!なんか調子は悪いわけです。そして自分なりに調べていきついたワードは「自律神経」「不定愁訴」。

これに対抗するためにいろいろと本を読み、私が効果を感じた本をご紹介します。

肩首が凝って、頭痛・疲労で調子の悪い方へ。

「自律神経が整う 上を向くだけ健康法」 / 松井孝嘉さん著

著者の松井孝嘉さんは東京大学医学部卒の脳神経外科医で東京脳神経センターの理事長。

1977年からむち打ち症の研究を始められた先生は、首の後ろ側の筋肉の過剰な収縮が持続することにより頭痛、めまい、自律神経失調症などのさまざま不調を引き起こす「頸性神経筋症候群」と起こすことを発見し、その治療法を確立。なんと臨床実験では患者の98%以上で改善・治癒が見られたとのことです。

しかし、本書によると、病院は患者さんがとても多く診察の予約で数か月待ち、先生の指導する治療を受けられる病院も、東京か先生の故郷である香川県の2か所ということで、なかなか個別に診察を受けるのは難しいかもしれません。

よほど症状が重い方は、やはり治療を受けられた方が良いと思いますが、症状がまだ軽い方に向けて、自宅でできるエクササイズを紹介されています。

このエクササイズは、首を支えるたくさんの筋肉をまんべんなくリラックスさせる動作になっているそうです。慣れないうちは、動作を確認しながら1セットで10分弱かかりますが、慣れると5分くらいでできます。確かにこのエクササイズをすると、1回目から首が楽になったのを感じました。

3,4回すれば覚えられるシンプルな動作なので、休憩時間や寝る前に実践しています。

もしも肩こり体質で、首の筋を伸ばすと痛みがある方は、その心身の異常は「首」のせいかもしれません?!

病院に通うのに比べれば、よほど手軽で安価ですので、ぜひお試しください。

食事から健康を見直したい方へ

「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる / 秋山龍三さん著

静岡県松崎町の山奥にある「ふるさと村 自然食養学会」主宰の秋山龍三さんは、自給自足で農薬や防腐剤を使わない自然食品を使った食養で、縁あって訪れた様々な体調の悩みを抱える方々の体調を整えてこられました。

身土不二(しんどふじ)とは、体(身)と環境(土)は切り離せない(不二)という意味で、秋山さんの食養も「日本人には『日本で採れた旬のもの』が体に合う」という考えが根本になっています。

私たちの腸に住んで食べ物から栄養分を吸収するのに活躍してくれている腸内フローラは、母親や周辺の環境からやってくると言うので、その通りなのだろうと思います。

だから、例えば「〇〇の国で食されているスーパーフード」などは確かに栄養価は良いかもしれないけれど、日本人の体に上手く吸収されるのかというと、自国の食品に比べると効率は低いのかもしれません。

酵素と上手くつきあうことがとても大切と秋山さんは言われています。例えば唾液に含まれるアミラーゼは米などに含まれるでんぷんの分解を助けるといつか学校で習いました。生物が摂取した食べ物を消化、吸収、代謝できるのは酵素があるからです。肉や加工食品を分解するためには、たくさんの酵素を消費します。玄米や旬の野菜、発酵食品には酵素がたくさん含まれています。

酵素が体内に少なくなると、病気になりやすいと言われます。酵素が少ないことにより消化や分解が不十分になり、未消化のまま血液中に流入、体細胞に沈殿すると肥満の原因になったり、血液がドロドロになって血行不良が起こり、肩こり、腰痛、冷え性などに繋がるそうです。

私自身、食品の添加物などには無頓着でしたし、体内の酵素が体調に影響しているなど思いもよりませんでした。いきなり100%は難しいですが、「魚は頭からしっぽまで全部たべられるもの」など少しずつ実践しています。あと、今年から梅干しを作ろうと思います。

簡単なレシピも載っていますので、食事からの体質改善が気になる方にはおススメです。

気の流れを整えたい方へ

癒す力を呼び覚ます 気功革命 / 盛鶴延さん著

気功の考え方と、気の経路を掃除したり、外から気を取り入れて練る動作を初心者にお分かりやすく説明してくれる本です。

鍼灸の先生に、気功の練習を独学で始めたと言ったら、よくそっちの方向に行きましたねと驚かれました。しかし、私たちの生活の中に溶け込んでいる単語、例えば「鍼灸」にしても、「漢方」にしても、それは最終的な物質としての肉体へのアプローチの手段であって、その根本に目に見えない「気」の存在を前提にしていることが、少し勉強すると分かってきます。

本書の言葉を借りると、気とは命そのものです。元の気は生まれたときに決まった量しかありませんが、使い方は各人の自由で、仕事に使う人、遊びに使う人、雑念に浪費してしまう人、それぞれです。それらの活動に気の貯金を消費しているということはほとんどの人が気付いていないと思います。

本書で紹介される内容は以下のようなものです。以下、本書からの抜粋です。

私が今回、みなさんにご紹介したいのは(中略)気を知る、自分の命のエネルギーの流れを知る、そのエネルギーを無駄に使わない方法を知る、自分に悪い箇所があったらそれを治す方法を知る、そして外から気を取り入れる方法を知り、そのパワーを体の中のある場所に溜めておくことができることを知る。そして、必要に応じてそのパワーを活用する方法を知る、そういう気功法です。

気功法は目的ではなく手段です。目的は人生を幸福に生きることです。そのためにはパワーがなくてはなりません。エネルギーがなければ駄目なのです。

とは言っても、やっぱり目に見えないものなので、信じる者には在るし、信じない者には無い、そいういうものかとも思いましたが、

「みなさんもこの機会に、ぜひ一度気功法を実践してみてください。今までどうしても解決できなかった体と心の問題のいくつかが、必ず解きほぐされてくるはずです。(中略)気功法は難しい方法ではなく、反対にやさしい方法です(中略)実際に行えば、必ずいい効果があります」

この言葉に励まされて、私は気功の練習を始めることにしました。

私は気い遣いで、緊張しい。気づくといつも肩に力が入っています。最近は日常的な声の出にくさと、人前で話すと声が震えることに困り果てていました。気功の基本はリラックスですから呼吸法と自分に合うと思う動作を実践しています。今で練功を始めてゆるっと4か月ほどですが、日常的な緊張はかなりほぐれてきました。声の震えも以前よりずいぶん改善していると感じています。

気功というと怪しい感じもあるし、実際気功を謳った怪しいものもあるのかもしれませんが、自宅で本を読んで練習するくらいなら危ないこともないと思います。初心者向けにも良い本だと感じましたので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

次の記事へ

タイトルとURLをコピーしました